1月27日、全日本吹奏楽連盟の50代男性事務局長と40代男性事務局次長が、2010年から2019年度の役10年間、お給料や賞与を不正に水増ししていたとのこと。
10年間で総額1億5200万円を着服したと、発表されました。
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全日本吹奏楽連盟の事務局とは誰なのか?
同日付で懲戒解雇したとのことですが、横領罪または業務上横領罪となる、立派な犯罪です。
逮捕はあるのか、気になるところですね。
このお二方のお名前は公表されおらず、吹奏楽連盟のホームページを見てもお名前は載っていません。
あくまで事務方なためか、歴代の事務局の方々のお名前も載っていませんでした。
理事長や理事の方々は吹奏楽部の顧問である学校の先生ばかりなので、教員でなければよいなと思っています。
吹奏楽連盟で許されていた?
以前の理事長が許したと言っているそうです。
本当かウソかはわかりませんが、火のないところに煙は立たない、と思います。
何かしら関わりはあったはず。
現在の理事長、丸谷さんは否定しているそうですが、今年度の全日本吹奏楽コンクールの結果などで物議を呼んでいる先生であるために、誰が本当のことを言っているのか疑ってしまいます。
他の理事の先生方も何か隠していないか?
吹奏楽連盟全体で何か隠蔽体質がないか?ここで全て明るみに出てきてくれないかと願います。
吹奏楽コンクールの審査にも影響していたのではないか
お金のことが問題に上がれば、吹奏楽コンクールにおいても何かお金が絡む事で結果が変わることもあったのではないかと思ってしまいます。
実際、吹奏楽連盟の理事でなかった先生がいつも地区大会銀賞だったのが、理事になった途端に吹奏楽コンクールで支部大会まで行けるようになったということも聞きます。
この先生の力もあったのかもしれませんが、理事になった途端に、というところが引っかかります。
どうしても疑ってしまいますよね。
このようなことは今でも多く体験しています。
審査員の審査結果と聴衆の反応の大きなギャップはよくあること。
これを気に、吹奏楽コンクールの審査についても公平なことを透明にしてほしいと願います。
吹奏楽コンクールなどは開催できるのか?
今後の吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストなどに影響はどうか?
少なくとも何かしら影響はあると思います。
ですが、吹奏楽部の学生のことや本当に真剣に紳士に取り組んでいる指導者の方のことを考えて、吹奏楽コンクールが無くなるようなことは無いと思っています。
無くしてしまうのは、それもまた大人の事情だけの話なので学生にその責任を取らせるようなことはしてほしくないですよね。
少しでもこの件のようなことがある学校の先生には今後出場してほしくないなと思っていますが…
吹奏楽連盟は再発防止できるのか?
着服についての再発防止のために、おそらく信頼ある人を事務局長として置くかと思いますが、誰の信頼を得ている人なのかも気になりますね。
事務局だけでおこなっていた業務も最終チェックをする人としてどなたかがやるかもしれませんが、それも誰がやるのか…
吹奏楽連盟全体の体質や考え方を変えていくために大きな改革が必要では?と感じますが、本当に不正などしない、全ての人が納得する人物が果たしているのかも大きな課題ですね。
今回のようなことの再発は無くなっても、他の部分で何か出てきてしまったら本当に吹奏楽は悪いイメージになってしまいます。
指導者が教育者として
吹奏楽に関わる指導者が全員、教育者として自覚し行動していれば、もっと早い段階で様々なことが懐疑的に見られるような吹奏楽にならなかったのではないか?このように思っています。
今回の件で私は私のできることをやり、少しでも吹奏楽界が低迷していかないよう行動していきます。
学校の先生は、吹奏楽に関わる職業の中で1番多い職業なはず。
吹奏楽連盟理事も学校の先生方で教育者です。
理事の方々だけでなくても声を上げる先生方が多くいることを望みます。
吹奏楽は産業でもある
吹奏楽が発展してきた理由に、産業としてやってきたからこそ発展してきたところもあります。
お金が絡むこととしてやってこなければここまで発展はしていません。
お金に対して悪いイメージを持つ人もたくさんいらっしゃると思いますが、吹奏楽連盟の理事のお仕事も理事の方々は時間を割いて行っているものなのでお給料が発声して当たり前だと私は思っています。
全ての人がボランティアでこれまでの吹奏楽連盟のお仕事はできません。
様々な人が動き、大きなお金が動くことで、吹奏楽コンクールが開催できたりしています。
ここは忘れてはいけません。
全てクリーンにしていくことは難しいですし、1つの会社としてお金のことを開示することは不可能です。
仕事内容に対してお給料が少ないのであればもっと増やせるようにすべきですよね。
不正を行ったお二人だけの責任ではありません。
まとめ
今回の件で吹奏楽連盟がどのように動くのか期待しています。
真剣に吹奏楽をやっている人が悲しいことにならないよう願います。
しかし、吹奏楽に関わっている人達にも考えてほしい一件となりました。
おかしいことはおかしいと、声を出していくことも必要だと改めて思わされました。
芸術の世界で正解不正解は難しいことですが、何も言わないよりは伝えたほうが何か変わるきっかけになるかもしれませんね!