吹奏楽をやる人は、演奏者でも指導者でも、誰もが楽しんでやろうと思ったり、楽しんで演奏してほしいと願います。
吹奏楽部の活動でも、楽しくやりたいと生徒は言ったり、楽しんでやってほしいと指導者は思います。
では、楽しくとは具体的にどのようなことでしょう?
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吹奏楽、人それぞれの楽しみ方
人それぞれ楽しみ方は違いますね。
〇ストイックにやることが楽しいと感じる人
〇みんなとやることが楽しいと感じる人
〇自分が楽器を演奏しているのが楽しい人
これだけではなく色々な吹奏楽の楽しみ方がありますね。
では、みんなが楽しんで吹奏楽をやれるようにするためにはどのようにしていきましょう?
吹奏楽をみんなで楽しむためには?
一般吹奏楽団に所属されている方は大人の方々はそれぞれで楽しみ方をわかっていらっしゃると思われますが、
時には、その吹奏楽の在り方や今後について考えないといけないこともありますね。
一般吹奏楽団で大事なことは、その吹奏楽団の考え方や方向性がぶれないことではないでしょうか。
吹奏楽団の団員さんは、今ご自分がいらっしゃる吹奏楽団の演奏や雰囲気が好きで入団されているはず。
それを崩してしまうことは違う団体になることだと思いますので痛みが生じます。
多くの一般吹奏楽団を見てきましたが、みなこれが原因で解散していきました。
大人の方の集まりですから、その吹奏楽団の方針に合わなければ自分に合った団体を探すことをオススメします。
一般吹奏楽団に関わる指揮者として
指揮や指導者として一般団体に関わっておられる方であれば、その吹奏楽団の方針をしっかりと聞いて、自分の指導方法とすり合わせしていけるか、しっかりと話をすることが大事ですね。
指導者の方のやりたいようにだけやっていると、かなりの確立で反発が起こります。
その吹奏楽団としてはストイックに、吹奏楽コンクールで全国を目指す団体です!
ということであれば、厳しいやり方(暴言などではなく)でも指導者についていこうと思えます。
逆に、吹奏楽コンクールなどで賞は目指しているけどそこまで厳しくしないやり方でやっていきたい、という吹奏楽団もありますね。
このような吹奏楽団の場合、指導者が吹奏楽コンクールなどでやり方を厳しくしたり、団員さんへの言葉のかけ方を厳しくしてしまうのは合わないですね。
ストイックにやりすぎずに楽しくやりたいということなので、指導と考えすぎずにどこに楽しみを見出せるかを団員さんと話し合うことをオススメします。
飲み会などで指導者の方や楽団員さんと一緒にお話することも楽しみの1つかもしれません。
合奏指導中の一つ一つの会話を考え、厳しくしなくても吹奏楽で音楽を一緒に創っていくことが楽しくなることかもしれません。
一般吹奏楽団では指導者の伝え方が大事
「どのように吹きたいですか?」
「どのような音色が出したいと思いますか?」
「みんなでどんな曲のイメージでいきましょう?」
など団員さんに聞きながらやってみると、厳しくなくとも、音楽を一緒に考えて上達したり、よい音楽と吹奏楽団を創っていけるようになります!
指導者が言うことを全てやってもらう形だと、その指導者に依存してしまうので「何故私はこの楽団で吹奏楽をしているのだろう?」と団員さんが考えることが少なくなります。
一般吹奏楽団に所属されている方々はせっかくの楽しみでの楽器演奏、吹奏楽です。
一緒に吹奏楽を楽しめて上達していけるように、指導者も楽団の方針をしっかりと受け入れ、その中で、「人」を尊重しながらやっていきたいですね!
吹奏楽部、部活動での楽しみ方
吹奏楽部の顧問の先生や指導者である方は、吹奏楽部員に楽しんで楽器演奏をしてほしいと願っていますね?
生徒も1番の思いは、吹奏楽を楽しくやりたいと望んでいると思います。
吹奏楽部の活動において楽しくとは具体的にどのようなことでしょう?
吹奏楽部でも一人一人楽しみ方は違う
部員1人1人でも楽しみ方は違うと思います。
〇吹奏楽コンクールに向けて厳しくやることが楽しい
〇厳しくなくみんなで吹奏楽をやることが楽しい
〇自分が楽器を演奏していることが楽しい
〇吹奏楽部の仲間といることが楽しい
1人1人の楽しいの基準は違いますね。
では、吹奏楽部の部員全員が「楽しんでやれるようにする」ためにはどのようにしていきましょう?
吹奏楽部でみんなが楽しんでやれるようにするためには?
吹奏楽部であれば部内での規則があるかと思いますが、まずそれは校則や法律と同じように守ることは最低条件だと思います。
また、吹奏楽部顧問の先生や指導者の方は考え方、やり方、方針をしっかりと決めておくことが必要です。
基本的には部活に入る前に指導者の方は説明はしてるはず!
この規則を守っている上で、みんなが吹奏楽を楽しむためにはどうしたらよいか。
1人1人が考える「楽しい」ことを深く掘り下げていってみるとよいです。
吹奏楽コンクールへ向けた楽しみ方
たとえば、「吹奏楽コンクールに向けて厳しくやることが楽しい」と思う生徒の考え掘り下げます。
→どのように厳しいことが楽しいか?
↓
なぜその厳しいが楽しいのか?
↓
それは結果が出なかったらどうなるか?
↓
結果が出なくても楽しかったと本心で言えるか?
↓
結果を求めるだけでよいか?
これはほんの1例ですが、このような形で質問を掘り下げていきます。
このようにしていくと、途中で逆の考え方の生徒とすり合わせられる考えになることもあります。
どこかで「吹奏楽を楽しく」というところが一致する場所が出てくる可能性が出てきます。
「吹奏楽を、楽器を演奏することが楽しい」みんなこの考えは同じなはず。
吹奏楽コンクールへ向かうならその楽しみを忘れずに進む方法を、話し合いの中で見出せるようになるのではないでしょうか。
そのためにも吹奏楽部の顧問の先生や指導者は、この吹奏楽部の、部員達の良いところをしっかりと把握し、それを力として前に進めるようにしてあげることが重要です。
吹奏楽部の良い所を伝える
吹奏楽部員の良いところやカラーを伝えてあげることです。
あなたも昔を思い出してみてください。
中学生や高校生のころは、自分達で全体の良いところなどしっかりと把握すること、理解することは難しいですよね?
指導者が1度言っただけでは浸透しません。何回でも良いところは言ってあげても良いのではないでしょうか。
まとめ
演奏のレベルを上げる事にばかり意識を持っていかれるのではなく、吹奏楽部の場合も一般吹奏楽団でもそうですが、「気持ち」の部分を大事にしていきたいですね。
本当はどのようにやりたいのか。
指導者に言われたことだけをやる人を増やしては吹奏楽が段々と楽しいものではなくなっていきます。
考えや思いを掘り下げる方法、まず指導者の方がご自分でやってみて確かめてみてください。
自分はどうしたいのか、どのように行動したらよいのかが見えてきます!