吹奏楽

静岡県吹奏楽連盟のコンクール中止を受けて 【動画あり】

投稿日:2020年4月13日 更新日:

静岡県吹奏楽連盟が県の吹奏楽コンクール全部門を全て中止と決定しました。

これに対して様々な意見、不平不満、批判などありますが、この社会情勢の中ではネガティブニュースや情報を見すぎて、イライラしたり不安になったりしていつも冷静な考えができる人でも気持ちが落ち着かないこともあります。

こんな時だからこそ、もしかしたら吹奏楽部の顧問の先生や指導者の本当の内面が出てくるのかもしれませんが…

 

吹奏楽コンクールの開催は今年は難しいと思いますが、今年だけ無くなり来年は元通り同じように開催されると思っている人がほとんどでしょう。

しかし、これからの時代が「コロナと共に」生きていく時代となることも想定しておかなければいけません。

「吹奏楽コンクール主義」な吹奏楽関係者は、毎年必ずと言っていいほど「今年は〇〇だった」「来年は~」という言葉を発します。

今年は今年でまた来年こそはこうしよう、という意味合いにも取れる会話を多く聞いてきました。

今年ダメでも来年全国に行く、今年無くなっても来年はある、同じ考え方ですね。

今を生きる今学んでいる人はどうなるのか…

 

今年は無くなると予想し早くから行動していた人もいます。

開催されると思って合奏をやり続けていた学校もあるようです…

この差は吹奏楽部の生徒にとってとても大きな差となってしまいます。

 

吹奏楽コンクール主義が露呈される?

吹奏楽部の顧問の先生や指導者、その他外部からの声の中で、「今決めるのは早いのではないか?」「生徒に顧問から直接伝えたかったのに、なぜホームページに掲載した?」「中止にするだけで他に何か代替案はないのか?」などなどありました。

吹奏楽部の顧問の先生がこのような発言をしてしまうと、生徒はどのように感じるでしょうか?

生徒の感じ方も人それぞれですが、このように発言をしている吹奏楽部の顧問の先生は、「コンクール主義」のようにとられてしまうように思います。

 

吹奏楽という部活動では何を教えるのでしょうか?

楽器の技術?

勝ち負けに向けて頑張る事?

吹奏楽連盟という組織があり大きな組織のもとに自分達が成り立っているということ?

何かに依存しないと何もできないということ?

 

このようなことを部活動で教えることなのでしょうか?SNSの発信でも生徒は見ていますよ!

吹奏楽部の顧問や指導者が吹奏楽コンクールや吹奏楽連盟に対して不平不満を今言ってしまうと生徒は何を感じるでしょうか。

 

吹奏楽コンクールというものに部活動の在り方を「頼りすぎていた」ということに気がつかず、吹奏楽連盟の行動に対して批判や不満を言ってしまうのは違うのではないか、と私は思います。

コンクールに出ていなくても生徒が楽しく活発に活動している吹奏楽部もありますよね?

吹奏楽や音楽はスポーツの勝ち負けとは違うことを見直していかないと、吹奏楽コンクールが無くなるから吹奏楽部辞めます、という子が出てくることになるのかもしれません。

 

吹奏楽コンクールの代わりは?

吹奏楽連盟、吹奏楽コンクールに依存していた人は、吹奏楽コンクールの代わりになるものを考えろ!と吹奏楽連盟に言っているのですが…

それは吹奏楽部の現場や一般吹奏楽団の現場の方々が考えることだと私は思います。

吹奏楽連盟のせいにしてはいけません。

「生徒の気持ちを考えろ」この言葉も、生徒の気持ちをコンクール主義にさせてしまっていた人、吹奏楽部顧問の先生や指導者の責任だと思いませんか?

吹奏楽コンクールの代わりを求める前に、必要なことが沢山あると思います。

 

吹奏楽コンクール云々の前にやるべきこと

吹奏楽の活動自体ができていない吹奏楽部がほとんどなはず。

コンクールのために合奏をしているという学校もあるようですが、そこは別として…

 

今できる吹奏楽部としての活動を考えるべきですよね!

オンラインで吹奏楽部員同士のコミュニケーションを取り、深めるためにはどうすればよいかとか、合奏ができない分や見れていない部分の楽器の練習などはどうしたらよいかとか、生徒に「やらせる」のではなく顧問の先生もオンラインでも把握できるようにするためにはどうしたらちょいか等々、沢山考えることがあります!

千葉県にある幕張総合高校シンフォニックオーケストラ部さんはオンラインできることなど積極的に取り入れながら、全国の吹奏楽部やオーケストラ部の方々へ提案したり、否定や批判を覚悟しながら発信しています。

行動が早かったです。素晴らしいことですよね。

ぜひサイトなど見てみてほしいなと思います。

他にも、コンクールに出ていない吹奏楽部やオーケストラ部の取り組み方なども参考になることもあるはずです。

取り組み方だけでなく、考え方も違うことが多いと思うので、刺激になるのではないでしょうか。

 

まとめ

政府の対応に対して否定的な意見や不満を言う人が目立ちますが、吹奏楽の世界も同じことがおきています。

それにより同じ考えじゃない人のことを否定することも多くみられますよね。

悪い連鎖の始まりです。

吹奏楽コンクールが無くなっても、部活動は無くならないし、続けていくことは可能です。

そのためにはどうすればよいか、自分がコントロールできることしかできません。

よい方向へと吹奏楽部や吹奏楽団体を持っていきたいと思うのなら、大人が不平不満を拡散させることではない行動をしていかなければ、本当の意味で生徒を考えた行動までできないのではないでしょうか。

 

動画

動画でもお話しました

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